今はWixやSTUDIOのように、テンプレートを使って自分でホームページを作れるサービスがたくさんあります。
私自身、ホームページを作る時はWordPressのテーマをベースに、試行錯誤しながら自分でコツコツ整えてきました。
だから「できることなら、自分で自由に触れたほうがいいよね」と思う気持ちは、すごくよく分かります。
そんな時に出会ったのが、STUDIOでした。
最初に触ったのは、まだサービスが立ち上がったばかりの頃。
当時はまだ機能が少なかったので一度離れていたのですが、数年ぶりに触ってみて驚きました。出来ることがずいぶん増えていて、感覚的に操作ができる。しかも、テンプレートもおしゃれでかっこいい。
(ここ大事!)
「これなら、自分で作れるな」と純粋に思いました。
じゃあ、今はわざわざプロに頼まなくてもいいんじゃない?
そう思われるのも、当然だと思います。
実際、まずは自分で作ってみるのも素敵な選択です。
ただ、ホームページって、テンプレートを選んで文字や写真を当てはめれば完成、というものでもなかったりします。
- どのテンプレートが、今の自分の仕事に本当に合っているのか。
- どの情報を、どんな順番で並べたら伝わりやすいのか。
- どんな写真を置いて、どんなフォント(文字)を選ぶのか。
そういった「細かな選択」の積み重ねで、仕上がりの印象はまったく変わってしまいます。
特に気になるのが、テンプレートの「英語と日本語」のギャップ。
海外風のおしゃれなテンプレートって、見本に使われているのが英語だからカッコよく見えるんですよね。でも、いざ自分のサービスに合わせて日本語のテキストを入れた途端、大きな見出し文字が「バーン!」と主張しすぎて、なんだか一気に野暮ったくなってしまう……なんてことがあります。
フォントの選び方や文字のサイズ感ひとつで、伝えたい雰囲気とのズレが生まれてしまうんです。
写真もそう。無料素材の人物写真は「あ、この写真どこかで見たことあるな」となりやすいですし、写真の色味によってデザイン全体のバランスが崩れてしまうこともあります。
「せっかく作るんやったら、もっと素敵に見せられるのに……!」と、心の中で優しくツッコミを入れたくなることもあります(笑)。
だから、プロに頼む意味って、ホームページを「作れるか、作れないか」だけではないんだと思います。
ツールを使って誰もが作れるようになった現代だからこそ、「それをどう見せれば、その人らしさが一番伝わるのか」を整える部分に、デザインという仕事の本質がある。
自分でつくる。
プロと一緒に仕立てる。
どちらが正しいというわけではありません。
ただ、「作れるけれど、なんだかしっくりこない」「自分をどう表現したらいいのか分からない」と立ち止まってしまった時。
そこに、私たちプロの出番があるんじゃないかなと思っています。

