ひとりで作らない、ひとりで迷わない。対話から仕事の言葉が見えてくる

独立したばかりの頃、初めて自分のホームページを作ったときのことです。制作をお願いした方から、仕事についていろいろとヒアリングを受けました。

どんなデザインが好きなのか。
どんな仕事をしてきたのか。
なぜこの仕事をしようと思ったのか。

自分にとっては当たり前すぎて、特に意識していなかったこともたくさん話したと思います。

そんなやり取りの中で、自分では気づいていなかった強みを見つけてもらいました。それが、「女性のココロをくすぐるデザイン」というコピーです。

自分のことなのに、自分ひとりでは絶対にに出てこなかった言葉でした。

その後、お客様からこんな感想をいただいたことがあります。

「打ち合わせでお話ししていく中で、自分の目指しているものが明確になっていき、やりたかったことに気づかせてもらった」

その言葉を読み返して、ふと思ったのです。自分の中にある想いや価値って、ひとりで考え込んでいるだけでは、意外と見えないものなんだなと。

誰かに話してみる。
質問されてみる。
自分の言葉を聞いてもらう。

そうしているうちに、「あ、私が本当に言いたかったのはこれかもしれない」と、自分の中からすっと言葉が湧き出てくることがあります。

誰かに答えを教えてもらったわけではなくても、そのやり取りがきっかけになって自分で気づく。

私自身、最初のホームページ作りで、まさにそんな経験をしていました。

今振り返ると、あのとき見つけてもらった言葉も、その後の自分の仕事の方向を支えてくれる、大切なものになっていたんだと思います。

ひとりで考え続けて答えを出すことだけが、すべてではない。

誰かと話しながら、自分の中にあるものを見つけていく。

そんな仕事の進め方も、あっていいのだと思います。

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